埼玉県八潮市で起きた
陥没事故。
大変痛ましい事故で、目を疑う光景でした。
こんな大規模な道路陥没が起こるなんて・・・
陥没の影響で、弊社の越谷営業所も
排水を可能な範囲で控える対象地域となっております。
社員一同、協力に努めたいと思います。
弊社は土地に関わる業務を行っておりますので
下水管とも密接に関わってきます。
今回の事故はなぜ起きたのでしょうか?
陥没は地下になんらかの原因でできた
空洞で引き起こされます。

今回、直接の原因とされているのは
下水管の老朽化と腐食のようです。
1983年に敷設された下水管は
すでに42年が経過して老朽化が懸念されていたようです。
では、なぜ下水管は腐食するのでしょう。
管内を流れる汚水から硫化水素が発生し、
落差や段差の大きいところで
酸素と反応して硫酸をつくります。
この硫酸が下水管内部のコンクリートや金属を腐食させ、
破損の原因となります。

下水管が溶けて小さい穴が開き、
そこに土壌から地下水や土砂が
少しずつ侵入し、
地表との間にできる空洞が拡大することで
陥没を引き起こしてしまったと考えられます。
下水管は、弊社の業務内ですと
大体1m~2mくらいがよく聞く深さです。
今回、八潮市で破損した下水道管は深さ約10メートルと、かなり大規模で深い位置にあったようです。深かった分だけ、大規模な陥没になってしまったと考えられます。
では、地中の異変はどうやって調べるのでしょうか。
先日、朝のニュースで
「Road Scan Vehicle(ロード スキャン ビークル)」
という車両が紹介されていました。

三次元の地中レーダー搭載で、対象区間を走行するだけで、
異常がある箇所(空洞など)を発見することが可能だそうです。
走行するだけで地中の危険個所が
認識できるのはすごい技術だと思います。
どうか活用されて、陥没を防いでいただきたいです。
いつ起きるかわからないし
予測は難しい。
更に限られた財源で
今後対応していかなければならない。
公共の設備の維持・管理は
行政にとって難しい
課題になるのではないでしょうか。
私たち不動産、特に弊社は土地に特化した会社です。
上下水道、道路、建築、施工関係など、
多くの土地関係の業種の方とお仕事をします。
沢山の方々に支えられて、
私たちの業務、
日々の生活は成り立つのだと
改めて思いました。
最後に。
事故にあわれた方のご家族、関係者様の
ご心中を思うと、とても胸が痛みます。
寒い中、連日現場で作業されてる方の
安全を十分に配慮することは当然なのですが、
どうか日本の最高技術を用いて
人命救助にあたっていただきたいです。
願わくば、このような事故が二度と起きないことを切に願います。
株式会社アキラは土地売買専門の会社です。
土地に特化した弊社だからこそのノウハウで、皆様の大切な財産へ
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